「本田宗一郎と井深大に学ぶ現場力」を読んだ

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    初めに

    2005年に出版された古い本ですが、読みました。
    20年以上前の本と考えるとすごいなと感じます。
    序章と途中の章で同じ文章が使いまわされていて、うーんとも思いましたが結果的には読んでよかったです。

    所感

    今の私に刺さる言葉がたくさんあり、反省しました。少しだけメモをしておきたいと思います。

    • 専門バカは要らない。要らないどころか、この世の弊害となる。なぜなら、自分こそが専門家だと自負しているから、他人の意見に耳を貸さないからである。
      これはいい意味で素人であれということなのだと思うのですが、実際にやるのは難しいと思いました。品質、工数、得られる対価という観点で新しい機能を最初に評価しますが、大した対価が得られない場合はすぐに捨ててしまいます。この哲学から評価したときに、この振る舞いはよくないのでしょう。対話を通して、なぜ要るのか、要らないのかを決めていく必要がありそうです。もしくは、やってみてから筋が悪ければ捨てるという方式がいいのかもしれません。
      結局のところ、自分の専門や知識に「こだわりすぎない」のが大事なのかもしれません。

    • 「見たり、聞いたり、試したり」の「試したり」の部分が、最近の若い人には少なくなっているのが、気になってなりません。
      実際に手を動かして得た知識と聞いただけ得た知識だけだと、定着にだいぶ差があると感じます。
      ChatGPTやGeminiなどのAIが出てきて、試したりの部分が簡単になってきました。
      今後はこの試したりの部分ができる人がより重要になってくるのかなとも思いました。


    • 停滞しているというのは、技術革新されたものがどう産業化されていくかということなのでしょうか。これは単にどう需要をみたしていくかということに過ぎないわけです。
      新しい技術や技術力が必要だとよく言われますが、結局のところ産業化しないとお金が入ってこないのですよね。産業化に結び付いて初めて、革新的な技術が大切になるのかなと思いました。
      NTTのIOWNは革新的な技術だと思いますが、いまだに産業化されているわけではなさそうです。
      いつかは必要な技術になるのかなと感じています

    • 温情主義ではなくあくまで能率主義だった最近年上の人にも指示しなければいけないシチュエーションに出くわします。つい、忖度してしまいますが、正しく誠実に向き合うのが必要なのかなと思いました。なかなか、上の人との関わりって難しいですね。

    終わりに

    この本を読むとHONDAの業績が伸びたのも納得できます。
    本の中では本田さんと井深さんから将来はこうしていく必要があるだろうという未来予想があるのですが、意外と離れていないことに驚きました。先見の明があったからこそ、会社が伸びたのだなと感じます。

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