はじめに
「UIデザイン 必携 - ユーザーインターフェースの設計と改善を成功させるために」を読みました。
所感
「UI 勉強」と検索すると必ず検索に引っかかる本です。
私にはこういったセンスはないので、まずは基本からと思い読んでみました。
主にWebページを題材にUIが説明されています。
その上でテレビやスマホ、パソコンといったマルチデバイスの対応についても説明されています。
どれも確かにと思うところがあったので、まとめておきます。
- 階層は「深く狭く」より「浅く広く」
- 階層が深くなってしまうと、横のカテゴリに移動するコストがとても高くなるため
- 階層を広く作ると、カテゴリにより具体的な名前を付けられるのでユーザーが予測しやすい。
- 階層を広く作ると、カテゴリ名から全体を見渡せるのでユーザが全体を把握しやすい。
- わかりやすさとは
- 「場所」「状態」「操作」をわかる状態に維持すること
- 場所:今どこにいるのか
- 状態:どのモードなのか
- 操作:何をすれば動くのか
- 「分かりやすい」と「使いやすさ」は相関する
- 「使いやすさ」の中には「分かりやすさ」が包含されている。
- 「分かりやすい」とは場所・状態・操作を理解できること
- 「使いやすい」とは思った通りに操作できること
- 「分かりやすさ」は認知負荷の課題であり、使いやすさはそれに加えて「身体的負荷」や他の要因をさらに加味した課題
- 「使いやすさ」の中には「分かりやすさ」が包含されている。
- 「場所」「状態」「操作」をわかる状態に維持すること
- 良いインターフェースとは
- インタラクションコスト(頭の負荷+身体の負荷)が少なくて済むもの
- 頭の負荷:考えたり悩んだり判断したりと頭脳的な負担であり、頭が支払うコスト
- 操作中に?が思い浮かぶようなものが頭が支払っているコスト
- 例えば、入力しているけれどもエラーの原因がわからないなど。
- 操作中に?が思い浮かぶようなものが頭が支払っているコスト
- 身体の負荷:指を動かす、繰り返し操作するといった身体が払うコスト
- 考え方
- 利用頻度が少ない場合は、頭の負荷低減を優先する
- 新規登録フォームのように一度や少ない回数しか使わないものであれば、頭の負荷低減することを優先する
- 手数が多くなってもよいので、分かりやすさを優先する
- 新規登録フォームのように一度や少ない回数しか使わないものであれば、頭の負荷低減することを優先する
- 利用頻度が多い場合は、身体の負荷低減を優先する
- 何度も使うものや繰り返し使うものであれば、極力少ない手数で操作できるように身体の負荷を減らすことを優先する
- 分かりやすさを多少犠牲にしても手数を少なくする
- 専門性の高いものや日常的に繰り返し使うもの、シビアな操作が求められるものはこうなる
- ユーザは利用するたびに意味や使い方を学習するので使えば使うほど、頭の負荷がどんどん低減されていくため、この方針になる
- 何度も使うものや繰り返し使うものであれば、極力少ない手数で操作できるように身体の負荷を減らすことを優先する
- 利用頻度が少ない場合は、頭の負荷低減を優先する
- 考え方
- インタラクションコストを低減するには
- 「シンプルさ」:余計な解釈がなく明快なこと
- 「一貫性」:規則性によって予測がつくこと
- 「共通概念」:誰もが知っている文化的ルールに従うこと
- 直感的とは予測と結果が完全に一致する状態のこと
- 余計な考えを必要とせずに、あらかじめ思った(予測)通りの動き(結果)となるデザインが「直感的なデザイン」
おわりに
すごい言語がされていて、普段使っているサービスを思い出してしまいました。
確かになと思うところが多かったです。