「アルジャーノンに花束を」を読みました。
所感
- 幼児の知能しかない精神遅滞者が主人公です。ある日、大学の実験の一貫で天才となる手術を受けます。天才になった結果、今まで知り得なかった人の愛情や憎しみなどを知っていきます。
- 著者のダニエルキイスさんは1927年生まれ方で1966年に作成された本です。日本語訳の本を読んだわけですが、主人公を的確に表現されており、訳がすごいなと感じました。
- P364:金や物を与える人間は大勢いますが、時間と愛情を人間は数少ないのです。
- P468:高いIQを持つよりもっと大事なことがあるのよ
- P470:大切なことは、どんなことが起ころうと上へ向かって走り続けることだ。
終わりに
主人公は天才になったことで、今までできなかったことができるようになります。一方で天才になったことで、できなくなったこともありました。
それに気づいていく主人公を通して、あらゆる立場に自分を置いて見ることの大切さを考えされられる本でした。